医師を直接選んで会って話せる医療相談外来

圧迫骨折・骨セメント療法

圧迫骨折・骨セメント療法医療相談外来

「圧迫骨折・骨セメント療法医療相談外来」でできること

・圧迫骨折による経皮的椎体形成術(骨セメント療法)に関する相談

・画像診断と圧迫骨折治療の医師による説明・治療相談・セカンドオピニオン・病院の紹介など

聖路加国際病院放射線科 特別顧問 沼口 雄治 先生

聖路加国際病院放射線科
特別顧問
沼口 雄治先生

  • 長崎大学医学部卒業
  • 九州大学附属病院初期研修
  • 米国アトランタ市エモリー大学(フェロー)
  • 九州大学放射線科講師
  • 佐賀医科大学助教授
  • 米国ニューオルリンズ市チューレン大学教授
  • 米国ボルチモア市メリーランド大学教授
  • 米国ロチュスター市ロチェスター大学教授
  • 聖路加国際病院 放射線科部長
  • 聖路加国際病院 特別顧問
  • ロチェスター大学非常勤教授
  • 聖マリアンナ大学非常勤教授
  • 米国ニューオルリンズ市オクスナークリニック(研修医)

沼口医師からのコメント

骨粗鬆症は、骨の密度が低くなって骨がボロボロになってしまう病気です。日本全国でおよそ1,100万人の患者さんがいると推定され、そのうち女性は800万人とされており、寝たきりにつながる病気として、脳血管疾患や老衰と共に挙げられています。ふとした尻もちや転倒によって脊椎が圧迫骨折すると、寝返りもできないほどの激しい背中や腰の痛みが起こることも少なくありません。経皮的椎体形成術(通称、骨セメント療法)は、そのような脊椎圧迫骨折の痛みを軽減する除痛を目的とした新しい治療法です。長年の経験から今後の最適な治療方針をアドバイスさせていただきます。

専門資格

日本脳血管内治療学会 指導医/日本医学放射線学会/日本脳神経血管内治療学会/日本放射線診断専門医/米国放射線診断専門医・米国神経放射線診断専門医

領域

・経皮的椎体形成術(骨セメント療法)

骨粗鬆症、がんの骨転移、多発性骨髄腫、血管腫などによる圧迫骨折で、骨の不安定性のための愁訴(痛み、歩行困難、身体を支えきれないなど)がある場合に適応となります。ただし、どの症例にも治療ができるというわけではなく、がんの骨転移が進んで骨がすっかり溶けてしまっている場合などは適応にはなりません。また、症状がない場合も治療対象になりません。治療適応があるかどうかを判断するために、術前にMRIやCTを含めた検査などを行います。

業績

米国ニューヨーク州のロチェスター大学病院で長年、放射線科の教授として活躍されたほか、日米で長きに渡り放射線診断、脳血管内治療を行ってきました。1990年代に米国で広まった経皮的椎体形成術(骨セメント療法)を在米中に修得し、2001年に日本に帰国後、聖路加国際病院にてこの技術による手術を実践、様々な治療に関与してきました。経皮的椎体形成術の医師として精力的に活動しています。

参考データ

1990年代に米国で広まった
骨セメント療法の技術を日本に導入

医師写真1今、中高年の女性が最も恐れている病気があります。それは、骨粗鬆症です。骨の密度が低くなり骨がボロボロになってしまう病気です。その数は全国でおよそ1100万人にのぼり、うち800万人が女性患者と言われています。骨粗鬆症やがんの転移などが原因で、背骨(脊椎)が圧迫骨折を起こすと、強い痛みが生ずることがあります。従来、このような脊椎圧迫骨折の痛みに対する治療としては、鎮痛剤の投与や安静、コルセットの使用、外科手術などが行われたり、また、がんの転移による痛みの場合には放射線治療が行われてきました。骨セメント療法の手術は、まず背中に局所麻酔を打ち、脊髄穿刺針というものを背中から背骨の圧迫骨折を起こしている所に刺します。そして、脊髄穿刺針から骨セメントのようなもの(アクリル樹脂とバリウム)を流し込み骨の強度を高めます。骨セメントを流し込むことによって、圧迫骨折を起こしている椎骨の骨粗鬆の状態改善が期待されます。骨粗鬆症による多発圧迫骨折による痛みの為、普通に歩くことができず、杖を使用してなんとか歩けるような状態の患者さんに合計4椎体に骨セメントを注入致しました。術後4時間で痛みの著しい改善を認め、杖なしで歩けるようになりました。沼口部長は「この手術に1番適しているのは、 発症して1ヶ月以内の圧迫骨折ですが、 完全に治癒していない慢性の骨折にも効くことがあります。 患者さんの8割以上が、治療後3日以内に痛みが軽減して、 多くは退院時には自分の脚で歩いて帰れます。 80代、90代の方でも骨セメント適応であれば手術は可能です。 がんの椎体への転移による強い痛みにも効くことがあります」と話しています。本治療が行われた患者さんは、治療後数日以内にそれまであった背中や腰の痛みが消失したり、動けなかった方が歩けるようになったりと、術後早期に症状改善を認める方がほとんどで、治療に伴う重篤な合併症も認めていません。手術から4時間後。「さあ、起きてみましょう」と沼口先生。姿勢も良くなり、背が伸びた感じがする。背筋が伸び、痛みも感じない。まさに患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)を考えた医療行為が経皮的椎体形成術(骨セメント療法)です。

骨セメント療法について

骨セメント治療の対象となる症状
  • 1) 医師に圧迫骨折と診断され、腰や背中に痛みがある。
  • 2) がんによる椎体転移と診断され、腰や背中や下肢に疼痛がある。

※骨髄炎、硬膜外膿瘍、出血傾向の場合は禁忌となります。

骨セメント治療での注意点
  • 1) この治療は、激しい痛みのために動くことを制限されている方の痛みを除去、緩和する治療です。
  • 2) 腰が 重い、だるいなどの症状は良くなりません。一時的な痛みに関しても効果は期待できません。
  • 3) 腰の曲りを治したり、これ以上曲がるのを防ぐことはできません。
  • 4) 骨粗鬆症などで骨折しやすくなっている部位に、 予防のため治療を受けることはできません。
  • 5) 頸、膝、腕などの骨折は治療できません。
骨セメント治療の対象とならない病気
  • ・脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、坐骨神経痛、頚椎症などの脊髄神経の病気
  • ・脊柱側弯症、変形性頚椎症、変形性腰椎症
骨セメント治療が難しい方
  • ・うつぶせになれない方
  • ・うつぶせになって、じっとしている事ができない方
  • ・発熱している(感染症を伴っている可能性のある場合)。
  • ・重い心臓病や呼吸器疾患のある方。

※圧迫骨折を起こしていない骨粗しょう症の方が、骨折を予防するための治療を受ける事は出来ません。

治療対象の部位

第4胸椎~第5腰椎、仙骨
※頚椎、股関節、膝、大腿骨、腕などは治療対象ではありません。

治療適応があるかどうかを判断するために、術前にMRI・CT・骨密度を含めた検査などを行います。

経皮的椎体形成術が対象外の場合には、整形外科をご紹介させていただく事も可能です。

経皮的椎体形成術(骨セメント療法)の症例
症例写真

ご予約・お問い合わせ

医療機関

メディカルスキャニング東京
東京都中央区日本橋3-1-17 日本橋ヒロセビル2F

担当医師

沼口 雄治
※この医療相談外来は、医師を直接選んで、会ってじっくり話せる外来です。

お問い合わせ

※メールや電話での医療相談、ご回答は行っておりませんのでご注意下さい

ご案内

1)紹介状・画像が無ければ当院で撮影を行い外来をご案内致します。
2)医療相談外来の利点は、現場でご活躍中の先生と直接じっくりお話しが出来る事です。
3)担当医師はこの外来の為にお越しになります。できるだけキャンセルはお避け下さい。
4)医療相談費用は健康保険は適用外です。MRI・CTの画像検査についてはお問い合わせください。
5)必要に応じて相談医の病院や、お薦めする病院へご紹介いたします。
6)外来の日程は、先生と患者さんの都合を合わせご案内させて頂きます。

責任者

理事長:上松瀬 勝男

経歴:
1965年 日本大学医学部卒業
1992年 日本大学医学部内科学講座教授
1998年 駿河台日本大学病院病院長
2004年 日本大学 客員教授を経て、現在に至る。
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