ジェネリック医薬品を使いこなそう!
これからジェネリックの普及が見込まれる!?
2008.08.07更新
厚労省がジェネリックの普及を目標化
ジェネリック医薬品の普及は、医療費削減策の一つとして厚生労働省が力を入れている項目です。ジェネリックは「新薬」と同じ成分でありながら、価格が安いというメリットがあります。今後、医療ニーズの高い高齢者の増加と、医療技術の高度化による高額医療の普及で、医療費がさらに膨らみ、国の財政を圧迫すると懸念されています。そのため、厚生労働省は、ジェネリックの使用率を2012年度までに、数量ベースで全体の30%以上に高める目標を打ち出しています。
それに伴い、厚生労働省は、ジェネリック医薬品メーカーに対して、品質をより高めること、薬の規格を揃えること、情報提供の強化や供給体制の整備など、普及に向けた環境づくりを要請しています。
日本はジェネリック後進国!?
諸外国におけるジェネリック医薬品の使用率をみてみると、アメリカやドイツ、イギリスでは、薬全体の約50%(数量ベース)も使われています。各国の医療保険制度や製薬会社の戦略、薬の価格など、いろいろな要素がかかわっていますが、日本やフランス、イタリアなどは、10%前後と低い状況にあります。
世界におけるジェネリック医薬品のシェア
■世界におけるジェネリック医薬品のシェア (日本ジェネリック製薬協会ホームぺージより)
「ジェネリック」ってどういう意味?
そもそもなぜ「ジェネリック」という言葉を使うのでしょうか。 まず、薬が開発段階にあるとき、薬は、「薬の成分」で呼ばれています。この成分の名前を「成分名」または、「一般名」といいます(便宜的に開発番号をつけて呼ぶこともあります)。 たとえば、「マレイン酸エナラプリル」という高血圧に効く成分があります。これを成分名、一般名といいます。

次に、製薬会社はその薬を発売する際に、「商品名」をつけます。上記の例でいえば万有製薬が上記の成分を「 レニベース」という商品名をつけて新薬として発売しています。

すなわち、医薬品の商品名=ここでは「レニベース」のことをブランドネーム (Brand name) といい、一般名 (成分名) =ここでは「マレイン酸エナラプリル」のことをジェネリックネーム (Generic name) といいます。 後発医薬品の普及率が高いアメリカでは、後発の薬を処方するときに一般名 (成分名) を記載することから、日本では後発品の薬を「ジェネリック (Generic)」と呼ぶようになりました。

ちなみに、「レニベース」のジェネリック医薬品として「 マレイン酸エナラプリルを含む薬一覧」 をみると、「エナラート」(共和薬品)、「レリート」(大洋薬品)など、たくさんのジェネリックがあることがわかります。

構成・文/三上 彰貴子

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