生命保険を知る いざという時のために、賢く備えよう!

生命保険の基礎知識

保険料のしくみ

保険料は、3つの要素で決まります

正しい保険選びのためには、保険料がどのように決まっているかを分かっておくと有益です。
ここでは保険料の決まり方について、思い切って簡素化して、説明します。
保険料は、大きく以下の3つの要素で決まります。
保険料の3つの要素
1:死亡・入院などの発生率が高ければ、保険料は上がります。
保障対象の事故の発生率が高いほど、保険料は高くなります。
例えば…
  • 年齢が上がれば死亡率は高くなるので、死亡保険の保険料は上がります。
  • すべての病気の保障と比べて、「がん」だけに絞ったがん保険は、がん以外も保障する医療保険と比較して保険料が安くなります。
  • 「日帰り入院」を対象とする医療保険は、「1泊2日以上の入院」を対象とする医療保険と比べて、支払い対象となる確率が高いので、保険料が高くなります。
2:運用利回りが上がれば、保険料は下がります。
保険会社は長期で資金を預かり、将来の支払いに備えて運用します。
  • この利回りが高いほど、保険料は安くなり、利回りが低いと、保険料は高くなります。
  • わが国では、生命保険会社各社はたいてい1.5〜2.0%の利回りを想定していますが、近い将来、金利が上がると、生命保険料は安くなる、というメリットが期待できます。
3:事業経費がかかれば、保険料は上がります。
保険会社の大きな費用を占めるのが、販売のための手数料と事務管理費です。
思い切って単純化すると…
  • 販売を人海戦術に頼るより、通販の方が販売経費は少ない。(ただし、広告宣伝費はかかります)
  • なるべく商品がシンプルで、事務もペーパーレスである方が、事務経費は少ない。
    と言えます。
安ければいいわけではありませんが、保障内容とサービスが同程度であるなら、保険料が安いに越したことはありません。保険料の決まり方を理解し、各商品をよく比較して選んでください。
まめ知識:「生命保険の歴史」
船は1隻、家も1軒、命も一つ
昔、イタリアのべニスが海洋貿易で栄えていた頃、海賊も多く船舶事故も頻繁に起こっていました。船を10隻もっている人は、1隻を失っても痛手は少ない。しかし、1隻の船に命運をかけていた人はすべてを失うことになります。 そこで、船主たちは連合して、「もしも」の時にそなえて、あらかじめお金をプールし、事故被害に遭った船主に、補償するシステムを作りました。これがロンドンで発展して海上保険のさきがけとなったのです。 1666年、ロンドンが大火災に見舞われたとき、多くの人が家を失いました。船も1隻なら家も(ふつうは)1軒だと考えた人々が中心になって、海上保険を真似て火災保険を作りました。 (わが国の損害保険会社の社名によく見られる「XX海上火災保険」は保険の歴史的な順序を反映しているというわけです。) このように、船舶や家屋について成立した保険のシステムを、人生と命について適合させたのが、生命保険の始まりです。 加入の中心は家長となる一家の主人(男性)で、目的は残された妻(女性)や子供たちが生きるためでした。当時は女性の職場はほとんどありませんでした。1661年にロンドン市民の年齢別死亡率を調査した死亡表が公表され、1762年には数理的基礎に基づいた初の近代的な生命保険会社、エクイタブル社が誕生しました。 日本には、明治維新の際に福沢諭吉が近代的な生命保険を紹介し、1881年に明治生命保険が設立されました。
【監修】ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長 出口治明
医療費の自己負担
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生命保険の保険料の仕組みってどうなってるの?