目の病気

めやにや涙が出る病気

【さかさまつげ】

よく乳幼児期にみられます。黒目(角膜)にまつげがくっついていることがあります。はたで見ているといかにも痛そうですが、赤ちゃんのまつげは非常にやわらかく、角膜に傷をつけないといわれています。満1歳を過ぎるころになるとかなり治っています。満1歳を過ぎても涙が出たり、めやにを出して、まぶしがるようでしたら眼科医の診察を受けてください。

【アレルギー性結膜炎[けつまくえん]】

アレルギー性鼻炎、小児ぜんそくなどと同じアトピー性の病気で、最近増えてきました。10歳前後の男の子に多い病気です。

目は充血し、かゆみがあり、めやにが出ます(表23―2)。

1年中症状がみられるものは、家の中のほこり、ダニ、動物の毛などが原因のときです。最近の家屋は冷暖房の効果をよくするために密閉性の高いアルミサッシ窓を使用し、そのうえ、床にじゅうたんを敷いたり、犬や猫を室内で飼うなど、わざわざアレルギー病をつくっているようなものです。家庭内の環境の改善が必要です。

花粉によるものは年長児に多く、花粉が飛ぶ2〜4月ごろみられます。花粉情報を参考にして予防に努めてください。

しつこい目のかゆみにサヨナラしたい

【感染性の結膜炎】

めやに、涙、まぶたの腫れ(充血)、目がごろごろするなどの症状があるときは、細菌性結膜炎です。抗生物質の点眼液を2〜3日使用すると治ります。

抗生物質の点眼液でよくならないときは、角結膜炎[かくけつまくえん]や、咽頭結膜熱[いんとうけつまくねつ](プール熱)などの、ウイルス性の結膜炎(はやり目)が疑われます。

流行性角結膜炎は感染力がきわめて強いので、うつさないよう、うつされないよう注意したいものです。

視力障害を起こす恐れがある病気

【斜視[しやし]・弱視[じやくし]】

両方の目の視線が目標物に集中しない(眼位のずれ)ものを斜視といいます。放っておくと、視力の発達の妨げになり、弱視を伴ってきますので早期に発見することが必要です。

弱視になると治療は相当の努力と期間を必要としますので、弱視を予防*すること、つまり早く原因を取り除くことが大切です。

弱視を予防

1990年10月より3歳児健診に視力検査が加わり、弱視の早期発見、予防に役立っています。

【眼瞼下垂[がんけんかすい]】

上まぶたがたれ下がっている状態を眼瞼下垂といいます。子どもの場合の多くは先天性で、瞳孔[どうこう](ひとみ)までおおわれてしまうようなときは、弱視や斜視になりかねないので手術をします。