幼児や学童に多い腹痛

園児や年長児が腹痛を訴えるときは、まず便秘を疑います。子どもをあお向けに寝かせて足を軽く曲げ、おなかに軽く触ると左の下腹部にかたい便の塊を触れます。

子どもの腹痛では、いつも急性虫垂炎のことを考えておかないといけません。進行が速く重症になることが多いからです。

アレルギー性紫斑病[せいしはんびよう]は、2歳以上10歳以下の子どもに多く、腹性紫斑病ともいわれるくらい、くり返し腹痛発作が起こり、四肢などに出血斑点もみられます。関節痛を伴うこともあります。

4〜5歳以上の子どもにみられるものに、心因性の反復性腹痛があります。神経の過敏な子、いつもおどおどしている子どもに多くみられます。痛みは、鈍い痛みから激しい痛みまでいろいろです。痛みの場所を聞くと多くはおへそを指さします。

同じような病気に起立性調節障害[きりつせいちようせつしようがい]があります。午前中に腹痛を訴え、多くは立ちくらみを伴います。生活リズムの改善と鍛錬療法が有効です。