インフルエンザ(流行性感冒[りゆうこうせいかんぼう])

インフルエンザでは、はじめに寒けがして急に高熱が出ます。年長児では、頭痛や全身のだるさ、食欲不振など全身症状を訴えますが、腰痛や関節痛は大人ほどひどくないようです。

鼻やのどの症状は1〜2日遅れて始まります。高熱(39℃前後)が2〜4日つづき、このころから、せきやのどの痛み、しわがれ声など上気道の症状がもっとも強くなります。

乳幼児は、下痢や嘔吐[おうと]など消化器の症状がみられます。体力のない乳幼児では、重くしないよう、合併症を起こさないようにしないといけません。

合併症としてもっとも注意しなければならないのは、肺炎と脳炎です。

予防接種

予防接種をしておくと、脳炎にかかりにくいことは、多くの小児科医が認めています。まだ定期接種(無料)に組み入れられていないので、任意接種(有料)となりますが、ぜひ受けておきたいものです。鼻腔[びくう]内にワクチンを噴霧する方法が開発されていますが、アメリカでは副作用の関係から乳幼児は除外されています。

治療薬としては、特効薬(抗インフルエンザウイルス薬)がありますが、1歳未満の乳児には安全性が確立していないとされています。

乳児のいる家庭では、家族全員が予防接種を行って、家庭内にインフルエンザを持ち込まないようにすることが肝要です。