かぜ(上気道感染症[じようきどうかんせんしよう])

呼吸器粘膜の一部または全体の急性炎症のために鼻水や、くしゃみ、鼻づまり、のどの痛み、せきの出る病気を、かぜ症候群と呼んでいます。おかされる場所も、鼻やのど(咽頭[いんとう]、喉頭[こうとう])の上気道から気管、気管支へと、広い範囲にわたっています。そして、鼻からのどに感染が起こったものを上気道感染(上気道炎)といいます。

通常は、体力があれば自然に治るもので、3日から1週間程度でよくなります。

こんなときは要注意

乳幼児のかぜは、高い熱が出たり、ひきつけを起こすこともあります。下気道感染(肺炎)を起こしたときは、せきがひどく息苦しくなります。

ぐったりしたり、うとうと眠ってばかりいたり、食欲がほとんどない場合や、熱が数日以上もつづいたり、一度下がった熱がまた出てきたときは心配なサインです。

安静、睡眠、栄養を十分に

かぜの特効薬は今のところありません。これはかぜの原因がおもにウイルスであるためと、ウイルスにいろいろな種類があるからです。したがって、安静と保温、十分な睡眠と栄養などの家庭での看護がもっとも大切になります。

また乾燥を防ぐために、十分な水分を与えるとともに、蒸気を立てるなど環境をととのえてあげることも重要です。