尖圭コンジローム[せんけいコンジローム]

原因は性行為によるウイルス感染

性行為によって感染する疾患で、原因はウイルス(ヒト・パピローマウイルス)感染です。このウイルスは別名いぼウイルスともいわれ、皮膚にできるいぼの原因となるウイルスの一種です。

このウイルスに感染すると、その細胞が増殖して1mmから親指頭大ぐらいの腫瘍[しゆよう]となるのです。

最近、このウイルス感染と子宮頸がん発生の関係が明らかになってきました。

外陰部に先のとがった腫瘍が多発する

症状は、外陰部に特徴のある先のとがった腫瘍が多発してきます。多くは腟[ちつ]の入り口や肛門付近にできますが、子宮頸部[しきゆうけいぶ]や腟にも出現することがあります。潜伏期は1〜6カ月で、平均3カ月くらいといわれています。

治療は、いぼを外科的に切除する方法や電気焼灼[でんきしようしやく]、凍結療法、レーザー療法などがあります。

薬物療法としては、抗腫瘍性の抗生物質の入った軟膏[なんこう]などを局所にぬる方法もとられます。

この病気をもつ女性のセックスパートナーのほとんどに、同じ病気が発見されています。ですから、必ず一緒に診察と治療を受けるようにしてください。また、母子感染としては、母体尖圭コンジロームの産道感染により、新生児の外陰にコンジロームが発生するほか、咽頭乳頭腫[いんとうにゆうとうしゆ]などの発症が問題になります。