非特異性腟炎[ひとくいせいちつえん]

腟[ちつ]の自浄作用が低下して発症する

おりもの検査を行っても、トリコモナス、カンジダ、淋菌[りんきん]というような病原微生物が検出されず、原因のはっきりしない腟の炎症です。白色あるいは黄色のおりものが増え、時には血液が混じることもあります。また、膀胱炎[ぼうこうえん]のような症状(排尿痛)や下腹部痛を伴うこともあります。

不潔になり腟の自浄作用が低下した場合や、タンポンなど異物が腟内に残置されたり、あるいは女性ホルモンの分泌[ぶんぴつ]の低下などにより細菌などが増殖してきて起こるものと考えられます。

治療としては腟内に異物などがあれば、これを除去し、腟内をよく洗浄します。細菌が増殖していれば各種抗生物質の腟坐薬[ちつざやく]を挿入し、また女性ホルモンの低下による腟炎であればエストリオール腟錠を挿入します。治療は1週間から10日間行います。