不正性器出血

月経以外の出血

女性では、月経以外に生理的出血をみることはありません。大ざっぱにいって、月経のような周期的出血以外の出血があれば不正性器出血(不正出血)といいます。

30歳未満の女性に性器出血をみる場合、まず基礎体温を測定することが重要になってきます。周期性の出血か、月経周期のどの時期の出血かを区別するためにきわめて有用だからです。

30歳未満に子宮がんなどによる出血がないわけではありませんが、進行がんはきわめて少ないので、ひどい性器出血でない限り、数カ月ぐらいは基礎体温表をつけるようにしてください。

ただし、図15―14のような場合には、できるだけ早く婦人科を受診すべきです。特に30歳を超えますと子宮筋腫[しきゆうきんしゆ]、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣腫瘍[らんそうしゆよう]などが増加してきますので、早期診断、治療が重要です。

(瀧澤 憲)