乳頭の異常分泌と出血性乳房[しゆつけつせいにゆうぼう]

腫瘍やホルモンの異常分泌が原因

妊娠中や授乳中でないときに、乳頭の一方または両方から、黄色ないし白色の分泌物が出ることがあります。これを乳頭異常分泌といいます。また分泌物が血液であったり茶褐色の液体である場合を出血性乳房といいます。乳頭をつまむと液体が出てきたり、下着にしみがつくことなどで気がつきます。

原因としては乳管内乳頭腫[にゆうかんないにゆうとうしゆ]*や乳腺症[にゆうせんしよう]であったり、催乳[さいにゆう]ホルモン(プロラクチン)の異常分泌や薬剤の副作用であったりすることが多いようです。しかし、乳がんが原因で起こることもあるので、必ず専門医の診察を受けましょう。

(西 常博)

乳管内乳頭腫

乳管内にできる米粒大の良性腫瘍で、乳頭から血性の分泌物をみることがあります。