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今週のトピックスは・・・ 2008.05.22

「体の曲がり角」は32.4歳!
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「体の曲がり角」を感じても生活習慣を変えない人が38.7%、適切な食事量を知らない人が75%
ノボ ノルディスク ファーマが今年2月に30~40代の男女1268人を対象に行ったインターネット調査によると、「太りやすくなった」「痩せにくくなった」などの「体の曲がり角」を感じた人は全体の53.5%で、曲がり角を感じた年代は30~34歳が35.3%、35~39歳が22.8%、25~29歳が19.4%で、平均年齢では32.4歳でした。また体の曲がり角をきっかけに食事量を減らした人は38.4%、活動量を増やした人は22.8%、食事量を減らして活動量を増やした人は9.0%でした。
一方、生活習慣を何も変えなかった人が38.7%もおり、その理由としては「ストレスで変える余裕がない」「自覚症状がないので必要を感じない」「忙しい」などが挙げられました。何も変えなかった人に対して、どんなきっかけがあれば生活習慣を見直すかという質問には、「健康診断で体の状態がよくないとわかったとき」37.3%、「服のサイズが合わなくなったとき」28.5%、「仕事のストレスが軽減されれば」26.2%などと回答しています。この結果について管理栄養士・健康運動指導士のこばたてるみさんは「基礎代謝は10代後半をピークに低下するので、30歳前後から意識的に活動量を増やして食事の量や内容をコントロールし、健康診断で悪い結果が出ないように生活習慣を見直すべき」とアドバイスされました。
多忙、ストレス、疲れで体を動かさなくなると、年齢とともに筋肉量も減り、20代後半から加速度的に基礎代謝が落ちて痩せにくくなる。
<年齢と共に落ちていく基礎代謝量>
年齢 男性 女性
18歳~29歳 24.0×体重(1550kcal) 23.6×体重(1210kcal)
30歳~49歳 22.3×体重(1500kcal) 21.7×体重(1170kcal)
50歳~69歳 21.5×体重(1350kcal) 20.7×体重(1100kcal)
自分の体データを調べて適切な食事の量を知ろう
  また、自分の生活や年齢に合った適切な食事の量については、なんと75%の人が知らないと回答しています。これについて国立スポーツ科学センター主任研究員で医学博士の小松裕さんは「多忙で運動量が減ったり、加齢が原因で筋肉量や心肺機能が衰えると、基礎代謝量が減り、自覚がないまま痩せにくい体になってしまいます。曲がり角は体が出すサインです。なんとなく太った、体が緩んできた、などと漠然と変化を感じたら、自分の年齢や体重、体脂肪、筋肉量などをしっかり測定して、基礎代謝量を知っておくことが、適切な食事量を知り、食べ過ぎないように注意するきっかけになるのでは。
4月からスタートする特定健診は予防医学的視点からも有意義だと思います」と話しています。特定健診は40歳以上の男女が対象ですが、体の曲がり角を感じ始める30歳前後になったら、体重、体脂肪、内臓脂肪、筋肉量、腹囲などの体データを測定しましょう。
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◆お話を伺ったのは…  小松  裕(こまつ・ゆたか)さん
谷内一彦(やない・かずひこ)さん

国立スポーツ科学センター 副主任研究員 医学博士
1961年長野県生まれ。86年信州大学医学部卒業後、日本赤十字社医療センター、88年より東京大学医学部附属病院第2内科に所属、2005年より国立スポーツ科学センターでスポーツドクターとして活躍する。


◆お話を伺ったのは…  こばた てるみ さん
谷内一彦(やない・かずひこ)さん

管理栄養士・健康運動指導士
山脇学園短期大学食物科、及び日本女子大学家政学部通信教育課程食物学科卒業。3年間の銀行勤務後、スポーツ栄養の世界に飛び込む。国立健康・栄養研究所や静岡県立大学非常勤助手、フリーでの活動を経て、2005年4月にオフィスしょくスポーツを立ち上げる。

取材・文/宇山恵子

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