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今週のトピックスは・・・ 2007.08.30

日本人の性生活 〜私たちに合ったED治療へ〜
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人には聞けない性生活と男女のホンネ
性生活について語るのは親しい友人同士でも恥ずかしいもの。また最近よくクローズアップされるED(勃起機能の低下)は、夫婦関係においても大きな問題になります。でも周りの平均や、自分たちの性生活は一般的か?など、性に関することは話題にしにくいですね。東邦大学の永尾光一先生が行った「夫婦を対象とした性生活に対する一般調査」では、3カ月に1回以上性交渉を持つカップル300組に対してアンケート調査が行われました。その中で「1週間のうちで性交を行うタイミング」は、「平日」が約10%、「週末」が約1%、「特に決まっていない」が約90%と、ほとんどの人が、タイミングを定めずに性交を行っているそうです。また「これから性交をすると確信するタイミング」は「予測できない」が約60%、「性交前30分以内」が約18%、「30分前ごろ」が8%、「1時間前ごろ」が約5%、「2時間〜12時間前」が9%と、半分以上の人が予測できないと答え、30分以上前に性交を予測することは難しい状況が分かりました。さらに性交時の挿入時間について、女性に「膣内挿入時間をどうしたいか?」の質問をしたところ、「長くしたい」という人が43%、「同じでよい」が38.7%、「短くしたい」が18.3%と、4割以上の女性が今より長い挿入時間を希望しています。実際の「膣内挿入開始から射精直前(または性交終了)までの時間」の質問には、男性が平均14.5分、女性が平均13.6分と回答しましたが、女性の希望時間は15.7分と、やはり現状よりもやや長めの性交を希望していることがわかります。
男女のイメージ
 
高用量のED治療薬も登場
  このように日本人カップルの場合、性交渉は自然の流れの中で行われ、女性は長めの膣内挿入を望んでいることが判明しました。もし男性がEDの場合、私たち日本人にとっては「性交渉のタイミングに合わせて効果が早く表れるもの」がもっとも適切な治療薬と言えます。また勃起が維持できずに、女性の望む膣内挿入時間に満たない場合も、ED治療薬はひとつの改善手段になるでしょう。日本のED患者数は、完全ED(常に性交できない)、中等度ED(時々性交できない)を合わせると1,130万人にも上ります。40代では5人に1人、50代後半になると2人に1人の割合で症状が認められ、誰にとっても身近な問題となっています。しかし、EDの自覚症状があっても、医師に相談したことがある人の割合は4.8%と、外国に比べ低い割合であることが分かります。

海外でED治療薬を試したことがあると答えた人の割合
ブラジル・28%  |  カナダ・47%  |  フランス・25%  |  イタリア・9%  |  イギリス・21%

昔と違い今では自分に合った治療薬、治療法などいろいろな選択肢が増えてきました。ED治療薬を効果的に利用すれば性生活、夫婦の関係、ひいては家族関係も良好にすることができます。まずは医師に相談し、夫婦関係をよりよいものにしましょう。
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◆お話を伺った先生◆永尾 光一(ながお・こういち)さん
ドクターのイメージ 東邦大学医学部泌尿器科准教授。昭和63年昭和大学大学院医学研究科修了。昭和大学医学部形成外科学講座助手、東邦大学医学部泌尿器科学第一講座助手、財団法人博慈会記念総合病院泌尿器科部長を経て、平成11年東邦大学医学部泌尿器科学第一講座講師。平成18年カリフォルニア大学サンフランシスコ校泌尿器科留学。平成19年4月より東邦大学医学部泌尿器科学講座准教授。現在に至る。日本泌尿器科学会専門医、指導医。日本性機能学会専門医制度委員会委員長。著書に『専門医がやさしく教えるED』(PHP研究所)など多数。
取材・文/加藤裕子

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