領収書を見てみよう!

新しく導入された「明細書」は、治療名や回数など、自分の受けた医療がわかります。
 新しい明細書は治療内容までわかる
2008年4月の診療報酬改定によって、電子媒体を利用したシステムを導入している400床以上の病院では、領収書よりもさらに詳しい「明細書」を、患者の希望があれば発行することが義務付けられました。 今までの領収書では、例えば、「検査」の項目では、一度に数種類の検査を実施した場合、各検査名や各々の診療報酬点数など、一体どの検査を受けたのか、また、その検査にいくらかかったのかが不明でしたが、以下の図のように、明細書には詳しく記載されています。 この明細書により、自分の受けた治療の詳細を知ることができます。詳細な費用が開示されているので、医療費に関するコスト意識が高まるのはもちろん、薬の名称や量もわかるので、副作用が心配なときや、本当に必要な処置や投薬、検査だったのか気になるときなどに、この明細書をもとに自分で調べたり、医療機関に尋ねることができます。また、過去の明細書を保管しておくことにより、初めての医療機関にかかる際に、以前受けた治療や検査の内容、アレルギーの出た薬剤の名前などを正確に医師に伝えることも可能になります。ただの領収書ではなく、医療機関との情報共有に使うこともできるのです。

明細書にかかる費用は、有料でもよいとされていますが、患者の入手の妨げになるような金額を設定してはいけないと決められており、実費程度または、無料で発行する病院も多いようです。また、明細書の発行が義務付けられていなくても、明細書を発行ができる医療機関もありますので、かかりつけの医療機関に確認してみてください。
診療明細書(記入例)
診療明細書 記入例を見る 領収書ではひとくくりにされていた、検査の項目名はもちろん、血液検査の細かい項目や、点滴で使った薬の名前、レントゲンの撮影枚数まで記載されていてわかりやすい。

※金額は点数で表現されているので、10倍すると実際の医療費になります。その医療費の3割(一部の人は1割)が自己負担分になります。
 診療明細書 記入例を見る
構成・文/倉田 麻里
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