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2004年の調査結果をもとに、さらに研究を深めるため、「医師と患者の意識のギャップ」について調査する必要性を感じたそうですが、それはなぜですか? |
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藤原さん 医療は、医師と患者さんのコミュニケーションです。しかし初回の調査では、患者側の意識しか調べておらず、やはり医師側の意識も調べる必要があると考え、2回目の調査では、医師にも回答に協力してもらいました。その結果がこのグラフ(右:図1)です。これは医師の「考え方」「態度」「説明能力」「診察環境」について医師と患者さんがそれぞれどう思っているかを調べたものです。これを見ると、「診察環境」以外は、すべて「医師が思っているほど、患者さんは満足していない」ことがわかります。つまり医師側は「患者さんの意思を尊重し、患者さんのことを考えた態度で接し、質問や説明にも親切、ていねいに対応している」と考えていますが、患者さん側はそのようには認識していないのです。さらに、両者が一致したのは、「十分な診察時間がない」、「プライバシーの保護に関して問題がある」というマイナス要因でした。また、このグラフ(右:図2)のように、「治療方法や薬剤を選択する時の意思決定」でも、医師と患者さんに大きな意識の隔たりがあることがわかります。 |
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図1
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図2
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この調査結果を見て、患者さんにとって満足度の高い医療サービスとは何かと考えた時、最も大切なポイントは? |
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野林さん 医療サービスを提供する医師や病院側が、患者満足度の現状を真摯に受け止めて、改善するように努力する、歩み寄る姿勢が大事だと思います。いい病院を探すポイントとしては、マニュアル化した対応や、通り一遍の説明ではなく、患者さんとの信頼関係を構築していくため、思いやりのある医療サービスに努力を惜しまない姿勢が、重要だと思います。 |
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藤原さん 薬の説明や、薬の選択は、患者さんの関心が高く、なおかつ満足度はあまり高くないですね。やはり、生活習慣病のような慢性疾患の場合は、薬を飲むことが重要な治療法となるので、患者さんとしても十分説明を理解して、安心して飲みたいと思うもの。この点を配慮した病院もいい病院と言えるのではないでしょうか。 |
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| 構成・文/宇山恵子 |