手足口病[てあしくちびよう]

コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型といった、いくつかのウイルスの感染によって起こる病気です。

春から初秋にかけて流行します。かかりやすい年齢は1〜6歳で、特に1歳をピークとした3歳以下の乳幼児で70〜80%を占めています。

2〜7日の潜伏期の後、病名のとおり手、足、口に水疱[すいほう](水ぶくれ)と丘疹[きゆうしん]が出ます。口の中では、頬[ほお]や唇の内側の粘膜、唇、舌、上顎[うわあご]や下顎[したあご]に1〜5mmの大きさの水疱ができ、痛みを伴います。しかし、すぐに破れて直径5〜6mmの平らな楕円形[だえんけい]の潰瘍[かいよう](アフタ性潰瘍)となります。同時に手のひら、足の裏など摩擦を受けやすいところに小さな水疱が、膝、おしりなどに丘疹が出てきます。水疱は楕円形で、指紋、掌紋[しようもん]など皮膚腺に沿ってできています。水疱や丘疹は3〜4日で乾燥し、1週間前後であとを残さずに消えてしまいます。

発熱は一般に少なく、30〜50%の子どもに38℃前後の熱が1〜3日みられます。