突発性発疹(三日熱発疹)
突発性発疹は、生後5カ月から2歳までの乳幼児がかかる病気です。子どもの90%が1歳までにかかり、2歳までで98%がかかります。特に流行する季節はなく、一年中認められます。ヒトヘルペスウイルス6というウイルスが原因です。感染経路や感染源は母親からの経口および飛沫感染[ひまつかんせん]とされています。
熱があるが、きげんも全身状態もよい
潜伏期ははっきりしませんが、平均10日ぐらいと思われます。急に熱を出して、3〜4日つづきます。熱の出方は38〜40℃の熱が一日中高いままだったり、上がり下がりをくり返すなどさまざまです。
熱があるのに全身状態は比較的良好で、食欲もあり、よく動き回り、機嫌がよいのが特徴です。
熱が下がるとおなかや背中に色の薄い発疹[ほつしん]が出てきますが、3〜4日できれいに消えてしまいます(図20―5)。
口蓋垂[こうがいすい]のそばに発疹が出ることがあります。時に下痢や嘔吐、発熱時に熱性けいれんを起こすことがあります。
熱が落ちつき、発疹が出て初めて突発性発疹とわかることが多く、その前に診断することはなかなか難しいのです。しかし、6カ月から2歳の子どもで、発熱以外の症状がなく、機嫌や全身状態がよい病気であることを知っていれば、よけいな心配をしなくてもすみます。
突発性発疹の診断がつけば、特に治療をしなくても自然に治ってしまいます。診断がつく前で、熱のあるときは、十分に水分補給をし、いやがらなければ頭を冷やしてあげましょう。

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